生活習慣病はなぜ重症になったか
早期発見になるはずが、なぜ重症になったのでしょうか。
簡単いえば、医者の誤診です。
その原因は何かは後になれば分かりましたが、当時はアンラッキーと思っていました。
当時は生活習慣病は30代半ばでは少ないと思われていました。
また、この病気の専門家も少なく一般の病院では生活習慣まで聞かれませんし、頭痛といえばまず風邪だろうの診断になりがちです。
また、その頃は通常健康ですのでいわゆる主治医という存在はありません。
もし、おれば健康状態の変化が分かる筈ですが、飛び込みの医者では小さな健康状態の変化は無視されてしまいます。
私に場合はこれが致命的な誤診になり、医者を数回変わり最終的に父親が糖尿病の治療にかかった生活習慣病の専門医にかかり、「検査では明確ではないが、自覚症状は生活習慣病にかかっている」との結論が直ぐにでて入院しました。
そして精密検査・点滴等のなかで、約1週間後に理由が分かりました。
なんと体温がみるみる下がり1週間後に安定したのです。
入院当時が36.5度で1週間後に安定したのが、35.5度でした。
私は体温が低い事は知っていましたがここまで低い認識はありませんでした。
そして、測定した体温が36.5度と言ってくれませんでした。
もし知らせてくれたら、体温がやや高い事に本人は気がついていた筈です。
体温が低い体質のために誤診になったのです。
たえず、常温体温よりも1度高い状態でしたから、頭痛等になやまされていたのです。
(2007/02/23)
過労?で休暇をとり病院に行くと、まずは内科検診に廻されます。
当然に主治医でもなければ、初診の生活環境も正常な状態も知る事はありません。
実に恐ろしい状態です。
投薬で様子を見る・・・常套手段ですが手遅れ・副作用の問題があります。
何もなければ幸運・私の場合のように双方の結果に遭遇したのも、不運なのか必然の成り行きかと言えば、後者が強いと思います。
持病を持つ者は、かえって長生きをすると言われますがかなりの真実があると思います。
(2007/05/01)
もし主治医がおれば
日本では特に若いときは、主治医という考えを持ちにくいです。
しかし、継続的な体質やアレルギーを知っていて、それ以外の体の異常を掴む事が出来るのは主治医です。
いくら設備の整った、総合病院でも初診の患者は微妙な異常を正確に掴む事は無理と考えるべきです。
最近は家庭用の検査装置等もありますが、その効用は利用経験がないので分かりません。
ただ何かの方法で通常の自身の状態を知っている事は非常に重要です。
(2007/09/24)
症状の中には、生活・仕事が出来ない・出来にくい事と、なんとか無理をすれば出来る事があります。
前者が現れた人は、幸運です。
直さなければならないからです。
そして、病院で生活習慣病と診断されたら本当に幸運です。
早期発見で、直る可能性が高いです。
不運なのが、前者なのに病院の診断で間違った場合です。
私はこれに当たります。
肩がこる=肩こりの診断、あたりまえですが蓄積した疲れが、肩に最初にあらわれている事の見落としは、厳しい後の結果になります。
ましてや、後者のなんとか生活出来る・仕事出来る状態は無視することが普通でこれも、診断間違いと同じ結果になります。
(2008/05/21)
定期診断・人間ドック制度が普及して来ましたが、過労になるほど忙しい人ほど利用しにくいという問題はあります。
自分自身が受けなければ、誰も替わりが出来ないという当たり前の事が、つい過信になります。
公的機関から一定年齢になると、定期検診の無料受診の通知が来る時代です。
通常は約半日ぐらいですが、それが面倒に感じます。
全ての始まりは、習慣づけされているかにかかっています。
それが判る時は、実は遅いというのが実状なのです。
(2010/02/14)
家庭内診断器具の増加
生活習慣病は発見や自覚が遅れがちという認識がありました。
しかし、近年は逆に注目される様になりました。
特定の診察は難しいですが、定期的な健康診断の実施が企業や自治体で行われています(自治体は高年齢者向けが主体ですが)。
内容は簡単なものですが、継続的な変化を見る事で「要、注意>詳細検査」が行われます。
これは主治医の存在にやや近いものとして利用出来ます。
同時に、血圧計・脈拍計・その他の家庭用の器具が販売されています。
毎日簡単に同じ事を繰り返して、変化の有無を測定する事が可能になっています。
次第に年齢や忙しさに関わらずに、健康の個人管理の一部が行える環境が出来つつあります。
もう、やむを得ない・・という時代から、やる気があればある程度の自身での健康管理が出来る方向に変わりつつあります。
(2010/05/20)