将棋観戦日記(2013/04)

プロ将棋界は４月−翌年３月が期ですから、４月から新年度開始です。
その年度を挟んで行われているのが、コンピュータ対プロ棋士の電王戦です。
コンピュータが人間のプロに始めて勝った話題と、そもそもコンピュータ将棋の実力はという興味が溢れています。
２局終わって、コンピュータ将棋がうっすら見えて来るとあまり楽しむ物ではないと思える、いわゆる勝負に勝つが将棋は弱い。
年度末から、女流王座戦のアマチュア予選が始まりましたが、対局拒否問題が公式に解決していないので、女流棋界はいつ無くなっても不思議でない状況です。
その女流棋戦は、マイナビ女子オープンが４／３から始まります（上田女王対里見女流四冠）。
恒例の名人戦は、４／９からです。
今週は引き続き、電王戦第３局（４／６）とNHK杯開幕（４／７）です。
王位戦リーグと棋聖戦トーナメントは順調に進み、王座戦が２次予選に入ります。
一気に人数が増える三段リーグと、新年度順位戦はまずは対戦表の発表待ちです。(2013/04/02)

名人戦７番勝負・森内名人対羽生三冠戦が開幕します、永世名人同士の対戦です。
マイナビ女子オープン第１局は、里見女流四冠の勝ちで先手勝ちが続いており、次局が注目です。
棋聖戦挑戦者決定トーナメントがベスト４まで進みました。
王位戦リーグは、４回戦中で、棋聖戦と同様に渡辺明竜王が挑戦の可能性を残しています。
王座戦は、２次予選が終わり本戦が始まります。
女流名人位戦はリーグ対戦表発表から、開幕ですが岩根女流二段は欠場です。
女流王将戦も予選の対戦表が発表されました。
コンピュータ対プロ棋士の電王戦は、コンピュータ２勝となりました。
見ていると、コンピュータの指し手や評価点は、人間の棋力を狂わすように動き、不思議な世界に入る様です。
あとは、４月以降開幕棋戦の、対戦表発表と開幕待ちです。(2013/04/09)

名人戦７番勝負・森内名人対羽生三冠戦は、第１局は森内名人勝ちでした。
先手番の勝率が高い最近の名人戦で、後手番の１勝は大きいでしょう。
しばらくは、２週間に１局のペースで進みます。
今週に、棋聖戦挑戦者決定トーナメント準決勝２局が行われて、挑戦者決定戦の顔ぶれが決まります。
王位戦リーグは間もなく４回戦が終わり、最終一斉対局になります。
注目の渡辺明竜王は、澤田五段に敗れて挑戦は無くなりました。
マイナビ女子オープン５番勝負：上田女王対里見女流四冠戦は、里見先勝で第２局です。
次週から、女流王位戦５番勝負：里見女流王位対甲斐女流四段戦が始まります。
どちらも２週に１局で、里見女流四冠は毎週タイトル戦になります。
竜王戦は表街道は順調に進みますが、ランキング方式のトーナメント方式故に降級は激しく入れ替わる。(2013/04/16)

第２回電王戦は、コンピュータ将棋の３勝１敗１分で終了しました。
第１局と５局は、「コンピュータは人間から見て無理気味の攻めをする」が現れ、片方は切れて、片方は繋がりました。コンピュータ将棋らしい戦いでした。
第２局と４局は、「コンピュータは入玉将棋に弱い」の意見に対し、片方は人間相手でも入玉模様に指す機会を無視し敗れ、片方は人間相手では無理な入玉狙いで引き分けました。
想定外は第３局で、事前に予想されていた以外の事が起こり、棋譜のみでは片方がコンピュータかどうかわからない内容で、驚きでした。
３局以外は勝敗の興味以外は、よほど将棋の強い人以外はいずれは興味を失う可能性がありますが、３局の内容は別と思えました。
マイナビ女子オープン２局目は、里見女流四冠がタイトル戦では初めての相居飛車で連勝しました。
今週は、名人戦第２局と、女流王位戦５番勝負第１局・里見女流王位対甲斐女流四段戦があります。
棋聖戦挑戦者決定戦も今週末で、渡辺明竜王対郷田九段戦となりました。
王座戦は本戦トーナメントが始まり、竜王戦各組トーナメントは準決勝が始まり昇級者が決まり始めています。(2013/04/23)

棋聖戦挑戦者決定戦・郷田九段対渡辺明竜王（棋王・王将）は渡辺明勝ちで挑戦者になりました。
羽生三冠との、タイトル戦は三冠どうしと話題です。
名人戦第２局は、森内名人の連勝となりました、１局目の後手の勝ちが利いています。
女流王位戦５番勝負・里見女流王位対甲斐女流四段戦の第１局は、里見勝ちでした。
2013年度順位戦のリーグ対戦表が決まりました。B級２組が奇数定員で空き番があります
大きなリーグ表ですので、対戦相手も含めての予想は簡単でないでしょう。
女流王将戦予選が始まり、１日２局の早指しですので本戦入りが決まって行きます。
今週は、マイナビ女子オープン第３局がありますが、女流五冠の可能性があります。
連休中は、将棋まつりやアマ大会が多く、休日以外で公式戦が組まれています。(2013/04/30)