竜王戦本戦トーナメントが進んでいます。
途中でシステムが変わって、1組からの出場が増えました。
片方の枠に、1組優勝・4位・5位と、4組優勝・5組優勝・6組優勝が入ります。
4組以下の勝ち抜けが1組5位と対局ですが、いまだ勝った事がなく、今年も同様でした。
もう一方の枠は、1組−3組ですが2組もなかなか成績は良いです。
本年は、1組2位が挑戦者決定戦の3番勝負に進んでいます。
女流棋戦は、女流王将戦トーナメント・倉敷藤花戦トーナメント・女流王座トーナメントが並行して進んでいます。
前者2タイトルは3番勝負で、2−3日で終わりますので、1局目と2局目の間の期間のみで短いです。
女流王座戦は5番勝負で、一番期間は長いです。
やや、重なりすぎの気がします。(2012/08/07)
門倉四段の病気で延期になっていた、アマプロ一斉10局戦は5勝5敗でした。
一時は、アマが0勝、1勝になっていたのが大きく盛り返しました。
既に、勝者は2回戦も始まっており、そちらも注目です。
竜王戦の挑戦者決定3番勝負は、丸山九段(1組4位)対山崎七段(1組2位)戦になりました。
意外と、1−2局の間があきます。
王位戦は、難解な角交換四間飛車が続きますが、羽生王位が3勝1敗になっています。
1日目の手数が進まないのは久し振りです。
女流名人位戦は、来期からB級がなくなり、1組10人のリーグになります。
過渡的に、今期と来期の昇級と降級のつなぎは変則的です。
これで女流棋戦は全て、1期で挑戦+タイトル獲得の可能性になりました。(2012/08/14)
羽生二冠が驚異的スピードで、通算成績の更新を行っています。
8/17に、通算1200勝を達成しました。
歴代5人目で、最年少・最短・最高勝率です。
4位の谷川九段まで12勝、2−3位の中原十六世名人と加藤九段まで108勝、大山十五世名人まで233勝です。
最近5年で、年間30勝が1回で、その他は40勝ペースです。
30勝としても、3年とか8年とかで追い越していって、1位が見えています。
そして、それは7割を越える通算勝率から、はたして破られる記録なのか疑問になるでしょう。
通算の積算成績では、ほとんどを破りそうに思います。
しかも、後を追う棋士が見えない状態です。
個人的に、どの記録まで見ることができるでしょうか。(2012/08/21)
王位戦7番勝負・羽生王位対藤井九段戦は、4勝1敗で羽生王位防衛でした。
2日制ですが、初日に手数が進まない事が多いでした。
逆に、中盤が短くいきなり終盤突入もありました。
角交換型四間飛車と、角道を止める藤井システムのシリーズでした。
角交換型四間飛車は、今だ模索中の感があります。
進行の予測が難しい内容といえるでしょう。
藤井システムは、急戦指向が見えて来ました。
穴熊の攻防は、しばらく登場していません。
次は、王座戦5番勝負・渡辺王座対羽生二冠戦です。
そして、達人戦(非公式戦)決勝:森内名人対羽生二冠戦と、ネット最強戦決勝:郷田棋王対佐藤康王将戦があります。(2012/08/28)
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8月は、竜王戦本戦トーナメントと女流王座戦トーナメントです。
タイトル戦は王位戦と王座戦です。