2012年度期末最終週に、女流王位戦挑戦者決定戦がありました。
紅組優勝の清水女流六段対白組優勝の里見女流三冠戦でした。
2012年のみでも9局目という多い対戦でした。
里見女流三冠の角道オープン型向飛車という珍しい戦型で、逆転で里見女流三冠が挑戦者になりました。
清水は、対局数・勝数が1位で、里見は勝率1位でした。
ただし清水は、歴代記録も双方共に更新しました。
2012年は、清水3勝−里見6勝でしたが、互いに勝数と勝率で足を引っ張った感があります。
清水は、女流王位戦のタイトル戦連続19期出場が途切れました。
里見は、清水以来の四冠制覇がかかるタイトル戦となりました。
また、中村太五段が歴代勝率2位の記録になりました。
中原十六世名人に次ぐ記録です。(2012/04/03)
4/8からマイナビ女子オープン5番勝負:上田女王対長谷川女流二段戦が始まりです。
かなり意外な対戦です。トーナメント特有の意外な結果だと言えるでしょう。
それが番勝負の結果まで、影響するでしょうか・・挑戦者の戦歴がほとんど無いので予想は出来ない。
4/10−11から名人戦7番勝負:森内名人対羽生二冠戦です。
昨期後半は名人の連敗という最悪のコンディションでした。
長期間対局から離れて、調子がどうなのかがポイントでしょう。
とにかく、名人戦や順位戦に強い者どうしの、対戦ですし永世名人同士でもあります。
不思議な星の偏りだった順位戦でしたが、挑戦者の安定性は目立ちました。
はたして、一方的になるか、長期戦になるかがまず難しいです。
次の棋聖戦の日程に絡むかどうかも問題です、羽生は続く棋聖戦・王位戦と連続登板になります。(2012/04/10)
マイナビ女子オープンは上田女王が無難にまとめて、長谷川挑戦者に先勝しました。
名人戦は、昨年の第4局の先手・後手が入れ替わった矢倉戦でした。
局面が変わったのが2日目でしたが、その手がやや疑問だったのかも知れません。
わずかの差を終始守った先手・森内名人が、挑戦者の羽生二冠を破りました。
矢倉・角換わり系のシリーズになりそうです。
本年度NHK杯がはじまり、加古川青流戦のトーナメントが決まりました。
棋聖戦は挑戦者決定戦まで進み、非公式戦の達人戦が始まりました。
女流王将戦は予選が始まり、女流王座戦はアマチュア枠の予選が始まっています。
新期のトーナメント組み合わせは、抽選時の順位戦順位やタイトル保持絡みが多いです。
3月中に抽選が有るときは、1年ずれるように見えます。(2012/04/17)
新年度に始まる棋戦の組み合わせが、次々発表されています。
順位戦の組み合わせが決まりました。
昨年度のC級2組の全勝3名の結果から、対戦相手の注目度が高いでしょう。
加古川青流戦・女流王将戦予選・女流名人戦B級リーグも決まり始まっています。
王座戦は挑戦者決定トーナメントが始まりました。
棋聖戦の、挑戦者が決まります。
必ずしも、年度の切れ目が棋戦の始まりではありません。
順位戦という、成績によらずに同じ対局数の棋戦の始まりは、注目度が高いです。
そして、将棋大賞は連勝以外は、リセットされて記録が始まります。
あとは、JT杯とネット最強戦です。(2012/04/24)
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4月は、期のはじめで、名人戦です。
マイナビ女子オープンと女流王位戦も始まります。