順位戦関係は、3月が最終局です。
ただし、今期はラス前にかなり決まっています。
名人戦挑戦者は、羽生二冠で独走の8連勝です。
A級昇級も2名とも決まりました、深浦九段と橋本新八段です。
他のクラスも、昇級や降級が決まりつつあります。
4月開幕のマイナビ女子オープン5番勝負の挑戦者に、長谷川新女流二段がなりました。
昨年のアマチュアから本戦に参加しており、本戦2回戦からプロ入りです。
マイナビ本戦入りから、女流2級でプロ入りして、ベスト4で女流初段になりました。
挑戦権獲得で、女流二段昇段となり、わずか3局で女流二段です。
順位戦は、全部のクラスはまだラス前は終わっていません。
また、決勝を迎える棋戦も随時あります。(2012/02/07)
名人戦の2誌共催によって、模様替えしたのが、朝日杯オープン選手権です。
それまでは、タイトル形式で中程度の持時間の棋戦でした。
プロ・アマの1回戦の10局の一斉対局が名物でしたが、それは継承しています。
早指しのトーナメントのみの棋戦になりましたが、予選はシード制になっています。
全局が、ネット中継・携帯中継というのも始めてで特徴です。
暫定5年の棋戦でスタートしましたが、少なくても続く5年は継続される様です。
基本は、4名が午前に2局指して、勝者が午後に2回戦を指す方式です。
いかにもネット中継向きの、棋戦と言えるでしょう。
第5回が終了して、羽生二冠が2度目の優勝となりました。
早指し戦が4棋戦ありますが、10度目の優勝を狙うNHK杯選手権と共に、羽生二冠は早指しも強いです。
朝日杯オープン選手権は、ベスト4以上が1日で公開対局というスタイルも定着しました。(2012/02/14)
3期連続で同一カードになった女流名人位戦5番勝負は、里見女流名人が清水女流六段を3勝1敗で破り防衛しました。
いつもは、中飛車戦に時々三間飛車が混ざる戦型ですが、今シリーズは四間飛車・ごきげん中飛車・石田流三間飛車・居飛車穴熊と多様でした。
10代最後のタイトル戦を防衛した里見女流名人は、3期連続防衛の最年少記録達成です。
また、タイトル戦シリーズの連続奪取・防衛を、9に伸ばしました。
また、敗れた清水女流六段も歴代年間対局数のタイ記録になり、年内に後は最低4局残すので大幅更新となるでしょう。
また歴代年間勝数は、あと4勝でタイ記録です。
こちらは、残り全勝ならば5勝可能で、微妙です。
年間タイトル戦挑戦4回も、よく勝っていますが、一つもタイトルを取れませんでした。
これで、今期は女流棋戦はネット最強戦のみ、一般棋戦は王将戦・棋王戦・NHK杯選手権となりました。
ただし、順位戦の最終局が各組ともに待っています。(2012/02/21)
タイトル戦は、王将戦と棋王戦のダブルでの進行です。
そして、双方とも戦う久保二冠はかなりの密集したスケジュールです。
地方開催のタイトル戦は、通常は前後に各1日の移動日を加えるのです。
ただ、間1日の時は、対局場から次の対局場の移動となります。
その間にも他の棋戦の対局があり、それは東京か大阪です。
地方・大阪・東京の移動の連続になります。
偶然ながら、現在の3名の二冠保持者は、タイトル戦の時期が連続しています。
それは、フルセットになる程に過密スケジュールになる事です。
年間対局数の多い棋士でも、平準にはならず特定の時期に特に過密になります。
トーナメントの決勝近くは過密ですし、一部のリーグ戦も過密に繋がります。(2012/02/28)
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2月は、王将戦・棋王戦・女流名人位戦です。
名人戦・マイナビ女子オープンの挑戦者が決まります。