名人位を失って、二冠になった羽生棋聖ですが、一部重なった日程の棋聖戦が終了しました。
結果は、1日制の強さを見せつけた、怒濤の3連勝です。
1局終結性になっていますので、千日手になった第2局を含めて、全局が後手番です。
第1局が、対藤井矢倉システム対策のカニカニ銀風の急戦で勝ち。
第2局は、千日手指し直しの後手で角交換四間飛車・通常藤井流で混戦勝利。
第3局は、ゼロ手損角換わりを受けて、郷田対策からの深浦構想を破って勝利。
戦型的には修正型だが、研究は隅々にまで行き渡り、細部の修正と対策を用意している様に見えます。
1週間ほどの日程があいて、挑戦者として王位戦7番勝負になります。
最近は意外と見ない、広瀬穴熊ですが、果たしてどうでしょうか。
羽生の対策は充分と予測されます。
オールラウンドで闘うと、羽生の優位は動かないので、広瀬のスペシャリストでの力が見物でしょう。
羽生が、千日手オーケーとすると、千日手を巡る攻防になる可能性も高いです。(2011/07/05)
羽生王座の連勝と誰が止めるのか、王座戦挑戦者決定戦もいよいよ渡辺竜王対久保二冠戦のみになりました。
どちらになっても、タイトルホルダー同士のタイトル戦になります。
竜王戦挑戦者決定トーナメントが始まりました。
いきなり、羽生二冠が敗れましたがトーナメントではよくある事です。
4−6組枠が遅れ気味ですが、まずは進んでいます。
1組優勝は挑戦者になった事がないジンクスは、たまたまでしょう。
ただし、本戦登場者は全て、候補の顔ぶれです。
トーナメントのシステム変更後は、大きな番狂わせ挑戦はないですが、本年はどうでしょうか。
順調に上位組が有利な、トーナメントですが・・・。
羽生二冠の連続タイトル登場は途切れましたが、王座戦の挑戦者や竜王・王将とあわせると、別の連続タイトル戦登場棋士が出る可能性はあります。
竜王戦は、裏街道の昇級者決定戦が進んでいます。
上位組ほどチャンスが高くなるシステムですので、これも注目です。(2011/07/12)
携帯情報端末「ipad」向けに、「将棋世界」誌が出てから半年以上たちます。
今は、電子版のみの読者になり書評に取り上げようと思っています。
ただ、その後で「将棋ブックス」が刊行されました。
「将棋世界」誌の内容も、改良されて行きます。
現在は、「日本将棋連盟 モバイル」と「柿木将棋 棋譜」を含めての局面検索も機能化されています。
只今進化中で、来ましたがこれからは、どうなるのでしょうか。
ある程度の完成形で、書評に取り上げたいものです。
1年くらいを目処に、待機しています。
本とは違うカテゴリの、将棋ツールのアプリも登場しています。
電子版は、一般のソフトと同様に進化が激しいものなのでしょう。(2011/07/19)
夏の王位戦は、3年振りに羽生二冠が挑戦者になりました。
深浦九段の3期と広瀬王位の1期を挟んで、4期ぶりの復刊を目指します。
広瀬王位との対戦は、まだ少なくて予想は非常に難しいです。
7番勝負の第1局は、予想外の相振飛車の戦型になりました。
膠着状態から一気の決戦に進みました。
ますます、どのような戦型・戦いか予測出来なくなりました。
王位戦は、途中に1週空くことがありますが、以外にも多くは毎週1局の短期決戦です。
複数の新聞社の共催で、全国を巡る特徴があります。
各地で夏のイベントと絡む事もあります。(2011/07/26)
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7月は棋戦の予選が多く開幕します。