4月は年度初めですが、棋戦は年間にばらついています。
とは言っても、4−5月開幕はやや多いです。
大和証券杯ネット最強戦は、上期が一般棋戦で、下期が女流棋戦です。
本年度から、従来の賞金ランキング上位選抜から、前期の成績ポイント制に変わりました。
対局数・勝ち数・勝率のランクの合計が、少ない(成績が良い)ものを選びます。
八段以上:8名、六段以上:4名、四段以上:4名です。
下段にも広げた感があります。
顔ぶれは、成績優秀者でやはりという棋士です。
常連のA級棋士も、かなり少なくなっています。
参加と結果は異なるので、全員参加の棋戦の意味は増えました。
前期優勝者が、参加出来ない可能性もありそうです。
5/1から、早速豊島六段の登場からです。(2011/05/03)
四段以下の参加の新棋戦・加古川青流戦が開幕です。
開幕カードは、船江四段対里見女流三冠戦です。
新人王戦とは異なり、四段以下で年齢制限なしです。
最年長は編入の瀬川四段です、稲葉五段が昇級したので加古川出身は船江四段のみです。
奨励会編入試験で、2級以上が決まっている里見女流は、女流棋戦との兼業です。
ただし、一般棋戦の女流枠は参加出来ないとの事ですので、先に決まっていた本棋戦で里見女流の一般棋戦参加は中断です。
21才誕生日までに奨励会初段・26才までに奨励会三段リーグから四段が出来ない時は、奨励会退会です。
その場合は、女流棋士単独に戻ります。
今年の女流王座戦・マイナビ女子オープンから、女性奨励会員も参加するので、制度も変わる可能性があります。
参加と結果は異なるので、全員参加の棋戦の意味は増えました。
前期優勝者が、参加出来ない可能性もありそうです。
新人王戦は、5/1から早速豊島六段の登場からです。(2011/05/10)
40才以上のタイトル獲得経験者からの選抜の棋戦です。
昨年の佐藤康九段に続いて、多数の羽生世代が40才になり資格を得ました。
一度に全て変えるのは、どうかというのでしょうか、今期は羽生三冠のみ新参加です。
規定上は、1:前年優秀者2名>2:タイトル保持者>3:永世資格保持者>4:その他実績です。
これからも、羽生三冠の新登場は妥当です。
他の棋士のファンとか、羽生ファンとかの一部に、選抜に不満もあるようですが、無難でしょう。
来年は、森内九段が参加でしょう。
以降、丸山九段・藤井九段・郷田九段と加わるのでしょう。
表面に出ない棋戦でしたが、開幕局がライブ中継されました。
注目度が高くなるのは、好ましいです。(2011/05/17)
アマが、プロ四段レベルに3割程度勝つ事は知られています。
女流についても、若年層の普及効果で、若く強いアマが増えました。
その結果、アマチュア枠予選やチャレンジマッチ等のシステムを取る棋戦が、誕生しました。
完全エントリ制の「女流王座戦」と、少しずつ方式が広がって来た第5回マイナビオープンです。
どちらも。アマチュア予選は終了して、プロを含む1次予選も終わりました。
名称は別にして、次はプロのシードが参加する2次予選になります。
アマの強豪の参加で、女流の底上げになると思います。
ただ、制度上の取り決めは想定外が起きないように、事前に整備されている事を期待したいです。
それで、高いレベルでの熱戦を期待したいです、手数が長いと熱戦と勘違いする人も多いですが形勢が大きく傾いた長手数は意味が無いです。(2011/05/24)
新棋戦が登場する一方で、無くなる心配な棋戦もあります。
タイトル戦の前後で、次期予選の対戦表が出ると継続が確認出来て安心します。
棋聖戦は、6月2週から、羽生棋聖対深浦九段の5番勝負があります。
そして、予選も発表されました。
少し前から、予選方式が変わり、1次予選は早指しで、3次予選のミニリーグは無くなりました。
最終の、挑戦者決定トーナメントとそのシードが変わらなければ、特に問題はありません。
タイトル戦の敗者は、勿論シードですので、予選の開始は新聞掲載のスケジュールにあわせて自由です。
棋聖戦はアマ枠はなく、女流枠は2名です。
奨励会入りした里見女流三冠は資格がなく、甲斐女流王位と上田女王が参加です。(2011/05/31)
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5月は棋戦の予選が多く開幕します。