幾たびか制度が変わりましたが現在の順位戦は、定員制のA級とB級1組が総当たりです。
B級2組かC級2組の3クラスは、定員制でなくいくつかの条件付きのくじびきの10局対局です。
1年は12ヶ月で、1ヶ月に1局で6月から翌年の3月まで続きます。
A級は定員10名で各9局です。B級1組は定員13名で各12局です。
月にB級2組以下の一斉対局があり、その間に少し多いB級1組の一斉対局と、A級は一斉対局の8・9局以外が1局ずつ進みます。
A級は全局が新聞掲載です。そのA級1回戦1局から今期は始まります。
毎年、名人挑戦者や昇級者の予想が出て来る季節でもあります。(2010/06/01)
6/8から棋聖戦5番勝負・羽生棋聖対挑戦者深浦王位戦がはじまります。
そして、6/11は王位戦挑戦者決定戦・羽生三冠対広瀬五段戦があります。
もし羽生が王位戦挑戦者になれば、羽生対深浦の2タイトル12番勝負となります。
最近では、羽生対佐藤康戦の連続タイトル戦が有名ですが、注目です。
いまだに7割以上の高い勝率を維持する羽生三冠と、数少ない対羽生戦の成績が互角の深浦王位戦です。
ついでに言えば、深浦は次の王座戦のベスト8にも勝ち進んでいます。
タイトルホルダーがばらけ気味で連続同一カードは減少傾向で、注目です。(2010/06/08)
広瀬五段が、王位戦で渡辺竜王・羽生三冠を連続して破り挑戦権を獲得しました。
同時に挑戦者規定で、昇段(六段)になりました。
角道を止める振飛車の穴熊という最近は少なくなった指し方で勝つのが特徴です。
四・五段のは殆ど負けた事のない羽生三冠の連勝も止まりました。
渡辺竜王登場以降のより若い棋士のタイトル戦登場は初めてです。
深浦王位はやりにくいかどうかは不明ですが、独得の棋風は慣れてはいないでしょう。
今期の順位戦や新予選が始まっています。新参加棋士の中で飛躍する棋士の登場はあるでしょうか?。(2010/06/15)
今、羽生三冠の書籍のブームと呼べるかも知れません。
新刊のみならず、雑誌連載の単行本化・単行本の文庫化・しばらく前の出版本の再刊と多彩です。
「変わり行く現代将棋」は内容の専門性から、雑誌連載後に単行本化されていませんでした。
序盤の多様性と精度の追求というテーマの浸透から、時間を経て漸く単行本化されました。
「羽生の頭脳」は10巻を越えるベストセラーです。プロ棋士も愛読書にあげる本が文庫版になりました
共著の新刊や、少し前の出版の「羽生対局から50問!投了図からの詰将棋」の再刊等も好評の様です。
一人者の著書であると同時に内容的にも多彩で、各レベルの棋力に対応する本があるのでしょう。(2010/06/22)
恒例といえる、朝日杯オープン選手権のアマ対プロ10局一斉対局が、7/3に行われます。
朝日杯のシステム変更で3年前から早指し戦に変わっていますが、アマの3勝7敗が続いています。
そんなに安定な筈がないので、毎年変わると予想しますが不思議と続いています。
偶然でしょうから少し動いても驚きはありませんが、大きく変わると話題になるでしょう。
公式戦の予選ですから、アマが勝てば2回戦に進み対局があります。
プロ側は新四段10名で未知数ですが、将来的には玉石混在なのでしょう。
とにかくトーナメントの一番勝負は気まぐれです。(2010/06/29)
Copyright (C) 2010- kei All Rights Reserved.
※当サイトのテキスト・画像等すべての転載転用、商用販売を固く禁じます。
将棋関連書籍・名著を探し・読む
将棋に関する、あらゆるメディアが対象です
内容と対象者を考慮して話題を日記風に書きます
やぶにらみの考察もあります