棋聖戦挑戦者決定戦は、王位対竜王戦でした。
必然的に5番勝負はタイトルホルダー同士になります。
日程的に名人戦と重なるかどうかは、名人戦が何局目で終わるかで決まります。
昨年は、名人戦と棋聖戦が中1日になり、羽生名人・棋聖が同じ宿でずっと待機する形になりました。
今年はそれは無いですが、挑戦者の順位戦の日程が重なるので順位戦の日程変更があるでしょう。
順位戦は、A級以外は日程が決まっているので、タイトル戦に登場すると一斉対局の日程変更が必要になりやすいです。
名人戦の結果によらず、タイトルホルダーの羽生棋聖のタイトル数の減少の有無が注目です。(2010/05/04)
名人戦が「横歩取り」シリーズとなっています。
少し前は「横歩取り」はアマチュアの方が人気があり、アマの研究書も出されていますし、新手もアマが指した事もあります。
所が、後手8五飛戦法が出てからの長く激しい進歩・研究時代になると、何故かアマチュアでこの戦型を嫌う人が目立ちます。
ただその人達の意見では終盤で勝負が決まる振飛車・矢倉等に興味があるようです。
ただプロ的には、それらも序盤から中盤の駒組や仕掛けで優劣が決まってしまうので、横歩取り・一手損角替わり等と同じらしい。
ようするに、形勢に差ができても投了までに手数が伸びるかどうかだけの違いですが、手数が長いと激戦とアマは思いがちです。
堅い・切れない・攻めてると勝てる将棋が面白いとは思わないですが、手数が長いと満足という人も多いのでしょう。(2010/05/11)
プロ棋士の昇段規定は複数あります。
大きく分けると、1:順位戦、2:累積勝ち数、3:竜王戦連続昇級、4:タイトル獲得数等です。
ここ最近では1と4は少なく、2と3が多いのが特徴です。
2は昇段するとリセットしますが、2で昇段してから3で該当すると極めて短期に2つ昇段します。
竜王戦の3は七段までですが、昇級が4名または5名ですから連続と言っても以外と該当するケースが増えています。
順位戦は、過去の結果の順位の頭はねがありますが、竜王戦ではそれがないのが楽です。
前身の十段戦は6名のリーグ戦の入れ替えが2名のみで、毎年同じ顔ぶれでした。
その経験が作ったシステムと言えるでしょう。(2010/05/18)
本年度から王位戦と女流王位戦のタイトル戦の順序が変わりました。
女流王位戦の後に、従来の日程で王位戦が行われます。
王位戦の紅白リーグ戦の最終局が5/28に行われます。
各組の優勝者で挑戦者決定戦が行われますが、各組ともに同率優勝者がいる時はプレーオフになります。
最終局前で各組ともに類似状況です。3勝が3名で1勝が3名です。
最終局で3勝の直接対戦が有り、それ以外の1名はプレーオフがかかります。
直接対戦以外の勝ち負けでプレーオフの有無が決まります。
現在挑戦の可能性は6名にあると言えます。(2010/05/25)
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