将棋連盟より引退に関する規定の変更が、告示されました。
内容は新規なのか、現状の文書化なのかは判りません。
旧:主に3/31付け>新:3/31以前に予選始まった棋戦の全てに敗退した時に最終局となる。
不戦敗を避ける意味からも、当然のことですが、明文化されたと思います。
3/31は順位戦の期の変わりで、将棋棋界の年度末です。ただし、予選の途中の棋戦も存在します。
告示時の対象の棋士は、有吉九段で竜王戦・棋王戦・NHK杯戦が該当とされています。
NHK杯戦は予選を突破して、テレビ放映の本戦に残った様です。テレビ棋戦は放映日が敗れた場合の最終局日となるとあります。(2010/03/02)
名人戦挑戦者を決める順位戦A級リーグ最終局が一斉対局で、3/2に行われて三浦八段が初挑戦を決めました。
14年前に羽生七冠(当時)から棋聖位を奪取した事で知られていますが、タイトル戦は翌年の防衛戦以来となります。
A級は降級をぎりぎりで逃れて最近に漸くチャンスを掴み始めていました。
羽生名人よりは若干ですが若い世代です。わずかであっても、40才台にさしかかる羽生世代以外の若い挑戦者です。
2日制は始めてですし、無類の研究家がどの様な戦いをするのかは注目です。
来期A級は、渡辺竜王と久保棋王の昇級で若干平均年齢が若くなります。逆にB級1組は平均年齢が高くなります。
実力の世界での世代交代は単純には進まない様です。(2010/03/09)
順位戦C級2組で降級点3回の降級が4名でました。
同時に三段リーグから関西から新四段が2名と前期の東京の新四段2名とフリークラスからの瀬川四段が加わります。
毎年、昇級3名と新四段4名が入れ替わりますが、やや大幅に入れ替わります。
今期の10局リーグでは新四段の西川弘四段が4勝6敗で降級点になりました。
10局制になってから初めての様です。在籍が増えて、実力が接近すると増える可能性があります。
その場合は順位が大きく影響するので、新四段と前期の降級点者が降級点を取りやすくなります。
降級点3回は多いようですが、1回はクラスが変わらないと消えませんし、2回目・3回目を連続して取る可能性がかなりあります。(2010/03/16)
久保新王将誕生で振飛車のタイトルホルダーや、関西棋士のタイトルホルダーが話題です。
久保振飛車は、大山十五制名人とはタイプが異なりますが、現代の最先端でしょう。
先手で7六歩に3四歩は7五歩の石田流へ、8四歩ならば5六歩から中飛車へ。
後手はごきげん中飛車が基本で、相手も振飛車なら相振飛車で対応する。
次第にこの組み合わせが増えていますが、目立つのが久保王将・棋王、戸辺六段、里見女流名人・倉敷藤花です。
この戦型の組み合わせは、多くの実戦例がありますが奥は深い様です。
攻撃型の力戦振飛車党には適している組み合わせと言えるでしょう。(2010/03/23)
プロ将棋界は、4月から3月が年度です。種々の記録はこの期間を基準にします。
年度をまたぐ記録は翌年度に持ち越しです。連勝や良いとこどり30局の勝率等です。
対局数は久保王将・勝ち数と勝率は豊島五段、連勝は阿久津七段です。
豊島五段は12連勝+10連勝2回ですが、届きません。
数値で出ない賞は、記者とうでの選考になりますが、なかなか予想が難しいです。
タイトルの移動が難しく、最終の棋王戦が未決着ですのでそれが影響する気がします。
全体的に関西勢の活躍が目立つ年度に思います。(2010/03/30)
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