将棋世界誌2010/02号によると、実質的な同一棋譜が誕生したとされています。
渡辺竜王対豊島五段戦の途中図と同一局面で、5日後の堀口弘七段対村山五段戦で先手が投了したとの事です。
一手損角換わりという類似局面が多い戦型ですが、同一という事で珍しいとしています。
ただ過去にも類似の事は起きています。矢倉戦で、100手以上が同一棋譜だった事や、横歩取り戦で投了5手前まで同一棋譜だった事を憶えています。
結局全く同一か、少しは指し手を変えたのかの違いです。それが勝敗や形勢に影響したかどうかも考慮したいです。
これから再度生じてもそれ程には不思議ではないと思います。棋譜の価値は?と聞かれると難しいです。(2010/01/05)
大抵のリーグ戦は最終局までに全て決まる事は稀です。
ただ、今期の順位戦に限ってはそうとは言えない状況です。勝負しか興味のない人はどうなのでしょうか。
「将棋界の一番長い日」=A級順位戦最終局一斉対局は今年も同じですが、挑戦・降級共に全て決まっている可能性もあります。
B級1組も似た状況で、1/8で2回戦を残して1名の降級が決まりました。次のラス前でかなり決まるかも知れません。
他には、B級2組・C級2組も似た状況です。多数がラス前に決まり、最終局は一部の争いになっても、そういう事もあります。
順位戦のシステムは勝敗が次期に持ち越されるので、消化対局が少ないし内容を楽しむファンには逆に思い切った試みが見れる可能性が
あります。(2010/01/12)
追記:挑戦争いは最終局に持ち越されました。残留争いは8回戦の結果待ちです。
順位戦C級2組で、豊島五段が昇級の第1号になりました。(2010/01/19)
新年明けは王将戦7番勝負からです。羽生王将対久保棋王戦です。
続いては棋王戦5番勝負が始まります。久保棋王対佐藤康九段戦です。
羽生四冠は複数タイトル戦に慣れていますが他の棋士は珍しいです。それに他の棋戦特に順位戦を抱えています。
久保棋王はB級1組の昇級争いが微妙になっています。順位戦の後半では珍しい、一斉対局日からの対局日変更が決まっています。
棋王挑戦者の佐藤康九段は、まさしくA級順位戦残留の崖っぷちにいます。
日程の過密や重要対局の連続があるのが、トップ棋士への条件なのでしょう。(2010/01/19)
歴史の長い男子棋戦では世代の離れた対局者のタイトル戦は時々行われています。
こちらは挑戦者の年齢が低い事が稀にある時に生じます。
タイトル保持者は比較的高い年齢の事が多いからです。羽生世代もいよいよ40才になります。
まだ歴史の浅い女流棋界では、年齢の低い挑戦者・タイトルホルダーは珍しくないですが、年齢の高いタイトルホルダーが少なかったのです。
清水女流三冠は、長期に渡ってトップの座を守っている少ない女流棋士です。
その活躍があって始めて世代の離れた女流名人戦が始まっています。(2010/01/26)
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