テレビ将棋トーナメント・公開将棋対局・ネットライブ中継等では、リアルタイムで解説がつく事があります。テレビ対局や 公開対局は解説の持つ比重は大きいでしょう。
このリアル解説は、かなり難しいのではないかと言われています。通常は大盤解説と言いますが、大盤というものはかなり 見にくいです。解説者が近くの時は特に全体が見えにくいです。
また非公式戦では、解説が対局者に聞こえる場合があります。それを踏まえての解説は工夫が必要です。
また話す事の得手不得手もありますし、解説内容が分かり易いかどうかもあります。色々な棋力の人が見ているので内容のバランス は重要です。
あと聞き手という立場がいる場合が多いです。この聞き手の役も重要で、そして解説者と聞き手の対話も大きな要素です。 結局、リアルタイム解説はかなり出来不出来が起きやすいと思います。その上手な人の力量は、場数とノウハウの世界と思います。 なぜならば、色々なアプローチで個々に対応しているからです。(2008/12/02)
新年あけまして、ではないですが雑誌の発売日は通常は1月早くなっています。
新年らしいといえば、巻頭詰将棋が内藤九段から谷川九段に変わった事でしょう。中編が得意で、将来に永世名人として八世名人 で中断している献上詰将棋集を十七世名人として復活させると期待されています。
流石に短編中心で、そこに載る作品はたぶん登場しないでしょうがそれとは別に楽しみです。
先崎八段の東京の対局風景の連載が終了したが、野月七段の連載が始まりました。先崎八段の前の河口六段の「対局日誌」は 非常に長く続き、単行本にもなっています。雑誌連載から単行本になるケースも増えているので、注目です。
第2回の木村八段の「矢倉」の講座は、単行本でも見ない切り口でこれからの期待が大です。初心者向けではないですが、かなり 幅広い棋力のファンが参考になる内容です。
「詰将棋解いてもらおう選手権」は面白い企画でした。終わってしまったと思ったら、次は「トッププロ対関西新鋭の差し込み 2番勝負」が次号から始まります。勝負の興味と共に、プロ間の駒落が掲載される事が非常に久しぶりです。(2008/12/09)
プロ棋士自身が書くブログが増えています。渡辺竜王ブログは一番有名です(竜王戦が大詰めです)。
内容は色々です・・当たり前ですが。ただ、コメント荒らしでコメント閉鎖をせざるを得なくなる事は、多くのファンは寂しい と思います。ただ、ファン心理とはどこか異常である事が多いので無意識に他人を不愉快にするものです。
これはブログに限りませんが、勢いで書いてかなり後で読むと恥ずかしくなる事がないように、心がけているつもりですが 素人の文章は不完全な所が出来るのでしょう。
ブログの速報性を、ライブ中継でも使用する事が増えてきています。たぶん下書きなしと思いますが、意味が通じない間違いは 気づき次第修正が必要です。なかなか大変な作業です。
個人的な感想としては、書き込み量よりも如何に継続出来るかが大切と思います。無理に毎日書くと、内容も荒れやすいです。 よく見かける「ブログを本にしませんか」の広告は、現実的な内容のブログは少数としか言えません。将棋関係も同じです。(2008/12/16)
持時間の長さに関わらず、持時間を使いはたし秒読み将棋になるケースは多いです。これが両対局者共になると、局面は急激に 進みます。
最近は、同時進行解説が増えています。これは、観戦者特に一般ファンにはありがたいです。しかしながら、その状態での局面 解説には限界があります。
解説がプロ棋士ならば、瞬時に候補手は見えるとは思いますが、手を読んで言葉で解説という形で表現するのは全く別です。 特に中程度のアマ棋力のファンは、詳しい解説や質問したい事がたぶん生じるでしょう。だがそれは、秒読み局面では個々の対応 は不可能に近いでしょう。
しばしば解説者が「局面の進行を見守りましょう」と言う事がありますが、それが一番良いと思います。その進行の中で、流れと しての形勢や目立った疑問手や好手のみをコメントする程度になるのが自然でしょう。
大盤解説とともに、ネットでのライブ中継も増えています。この場合は、コメント欄への書き込みというより時間がかかる作業 になります。映画の字幕のように簡潔な表現で臨場感が出るコメントはノウハウと技術が必要でしょう。それはネットライブ中継 の正否に関わるものになると感じます。たとえ、見落としが結果的にあっても形勢判断がゆれ動いても、それが現実の状況で あればまさしくライブというものです。(2008/12/23)
観戦記のスタイルとして一番多いのが、新聞に毎日掲載されるものでしょう。通常は7譜/局程度が目安です。
連載回数は、状況に応じて変わります。そして、1回の掲載手数の分割がかなりの観戦記者の腕の見せ所となります。 連載形式では、次の回へのつなぎによって読者へのアピール度が変わります。
当然ですが、1回の最低手数は1手です。これは意外と多くあります。批判もあるのですが・・・。1局のポイントとなる1手 という観戦記者の考え方ですが、ある程度の棋力のある人はどんな指し手にも前後のつながりがあると思っています。
表面上の1手だけを取り出す事に、やり過ぎと見る向きもあります。ただ手数の短い対局での1手の重みが高いと言う事と 現実的な掲載回数から1回の手数が短い事もありえるとの見方は多いです。
最近は、途中図を入れる観戦記が増えています。紙面を多く取っている事で将棋ファンは多くは賛成でしょう。そしてその時は 途中図の使い方がまた大きな観戦記のポイントとなります。長手数の時の途中図と重要変化の図が主体になります。
以前に消費時間に比例して手数を決めるという考えが出された事があったと記憶しています。臨場感という意味ではひとつの 考えですが、終盤の秒読みは対局者が望んでなる訳でないので個人的には反対です。(2008/12/30)
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