現状維持から、回復を目指すため
生活習慣病の原因は、必ずしも個人の不摂生だけではありません。
だれでも仕事を持ち、それが不規則な生活をもたらす事はむしろ普通です。
過労は、個人の基礎体力により影響は異なります。
しかし、時間の問題で若くして生活習慣病にかかるか体力が衰える程年齢が増えてから生じるのかの差があるのみです。
過労もいとわず、仕事に熱心に取り組むか、性格的にストレスを自身にため込みやすいかは個人差が非常に大きいと感じます。
私個人は、これについては最悪だと、診断されました。
(2007/02/28)
生活習慣病は、その原因が仕事や家庭環境にある場合は、原因と対策が分かったとしても、全て改善する事は困難です。
全て個人に原因がある場合は別ですが、仕事と家庭環境を変える事は簡単ではありません。
私の場合は、実家から片道訳3時間の所の工場が勤務地でした。
生活習慣病になったのが30台の後半でした。
3ヶ月の入院・治療の後で復帰して、2年後に再発して入院しました。
この時は、退職も含めて実家に戻る事を考えましたし、家族にも同じ意見がありました。
ただ年代的にいって技術者としては、最も充実した時期である筈でその時点でスピンオフする事には、個人的に大きな躊躇がありました。
丁度、同じく生活習慣病(糖尿病)を病んでいた父親がガンを併発して、1年の闘病生活の内に亡くなりました。
父からも、仕事を辞めて実家に戻る事を真剣に戻ることを考えるように言われました。
父の死後は、家族の雰囲気は同じく実家に戻るでした。
担当医の意見は、その時の現状は「現状維持」を保つのがせい一杯で、「回復を目指すには障害が多い」でした。
私が悩んだ末に出した結論は、「現状維持」で仕事を続け、自分で限界を感じたら全てをやめて、実家に戻り生活自体を変えるという内容でした。
はたして自分で判断出来るか、既に3-5年の闘病生活から可能と判断しました。
担当医からは「リスクは高い事は理解するようにとの事」でした。
(2007/06/17)
働きながらの回復はなかなか難しいです。
丁度、仕事上ではより忙しくかついわゆる「神経を使う」立場になってゆくからです。
無理をせずに気楽に・・は、自分自身の力で生活して行く事を放棄するように感じました。
この場合の用心深くは、「無理をしない」では無く「自分で自分を管理する」という意味になります。
限界を理解してその一歩手前でやめる。
これが出来るかがポイントになります。
リスクは避けるのではなく、ぎりぎりの所で引き返すことで対応します。
これが回復を目指す事になるかと言うと、私の場合は現状維持がせいいっぱいでした。
ただ、ここでの経験が退職してからの生活と回復に重要になります。
すなわち、現状維持から回復を目指す自分自身の管理に役に立ちます。
私の場合は、2回入院しましたのでぎりぎり可能だったかもしれません。
最初のみだと、直ったと甘い考えで自分を管理できない可能性が高い(実際そうだった)と思います。
(2008/01/17)
病気耐性をつける
生活習慣病の問題点として、他の病気への耐性が弱くなる事が言われます。
まずは、そこを改善できるレベルまで戻れば、やや安心です。
そのあとは、長期戦です。
一気に直す事は、難しいですし、主に投薬ですから副作用の心配もあります。
注意深く、ゆっくりと対応してゆく所まで直れば、あとはその状態の維持を続けます。
なかなかそれ以上には直らないかも知れません。
しかし、もうそれ以上は長期戦の体制で対応してゆきます。
そして、その中心は、生活習慣病以外の病気への対応も含まれます。
悪くならないうちに、早期に対応する。
時間が経つと、無理な投薬でなければ、かなり病気耐性もついてきます。
しかし、油断大敵です。
(2012/01/16)
コア時間を家族と合わす
生活習慣病の問題点として、個人の都合は変更しやすい事があります。
全ては困難でも、核となる生活習慣は一定になる努力をしましょう。
仕事の種類では難しいですが、リタイアした人には可能だと言えます。
それは、コア時間を家族と合わす事です。
勿論、気まぐれな生活の人に合わすのでなくて、規則的でかつ習慣として良いと思えるものにです。
具体的には、食事時間の多くや、お風呂時間等や団らん時間です。
あまり沢山にすると、守れない事はわかりきっているので必要最小限です。
勿論、不可の日もありますが、それが特別な日になるようにしてゆきます。
ま、間食とか夜食とか、飲酒とか、自由にできるものもあり、それは別問題です。
コア以外は、個人責任としか言いようがありません。
100%同じ生活はかえって、ストレスになりまっす。
(2012/07/18)
食事は無理に家族と合わさない
生活習慣病の問題点として、家族の習慣が年齢や病気に合わない事もあります。
時間は、合わす事で安定しますが、それ以外は個人で見直すべきです。
昔はどうだったとか、残すともったいないう習慣は問題です。
そもそも、昔とか若いときとかを念頭におくと悪い方に向かいます。
時代と、年齢で食事は変わります。
自分で、調整できないばあいでもはっきり意志表示して、変えてゆく必要があります。
もったいないは、そもそも沢山作り過ぎる間違った習慣が問題です。
きまぐれな食事生活は不可ですが、食べ過ぎは避ける必要があります。
いつも、満腹はよくありませんし、極端に偏った味付けも良くありません。
盲目的な健康主義は必要ありません。
しかし、食事に個人が無関心は危険です。
(2012/09/01)