生活習慣病は直ぐに気づいたか

もし生活習慣病にかかった時に直ぐに気づいたら、大抵は問題なく治療できると思います。
しかし現実は、ゆっくりと近づいてゆくのでなかなか気がつかないのです。
そもそもどこから生活習慣病かの境目か決まっていないのでないかと思います。
自覚症状というものが病気にはたいていはあるものです。ただ、多くはそれを見落とすのです。
まあ、ありとあらゆる事を心配しても仕方がないのですが、生活習慣病の場合はかかりやすい要因、生活上の問題が分かってきているので、対象者は自覚症状に気をつけるべきと思います。
生活習慣病かどうかは別にして、自覚症状は個人で異なる内容で現れるとされています。
すなわち、一番弱い部分に症状が現れやすいという事です。
これが生活する上であまり問題とならない場合は見逃され易いです。
(2007/02/22)

体に異常を感じても、それを生活習慣病と結びつける事は少ないと思います。
生活サイクルに問題があってもストレスがたまっていても、まず最初に思うのは「過労」です。
疲れているのだから、少し休めばなおるだろう。
そもそも、生活習慣病と過労との区別は出来るのでしょうか。
働きすぎ、若さにまかせての不規則な生活の結果により生じても、それは現象的には同じに見えるし、本人も同じに感じるのです。
(2007/05/01)

2007年現在は、生活習慣病に関する情報は広まっています。
従って、自分だけはという第3者的な見方をもたなければ、色々の機会で自身で気づく事は可能と思います。
しかし、少し以前は異なりました。
糖尿病や肥満に関する感心とその広まりはありましたが、生活習慣病としての見方は希薄でした。
2007年現在は、生活習慣病の情報も増えました。
人間ドックも増えましたので、本人が気がつかないのは完全に自己責任・自己管理不足と言えます。
この面から、私の体験は今では納得ゆかない人が多いと思います。
今では、過信・自己管理不足の場合のみ生活習慣病に気がつかないと思います。
それに加えて、誤診の問題があります。
(2007/09/24)

今は多くの企業で定期検診が行われています。
定期的な情報の積み重ねは生活習慣病には有効です。
反面、企業での定期検診レベルで発見出来る場合は限られています。
「要・再検診」がしばしば生じますが、多くの場合は「問題なし」か「次回要注意」が多いです。
狼少年のエピソードではないですが、これが繰り返されると最初は心配していたのが、次第に無視になります。
生活習慣病が突然に見つかるよりは、じっくり蓄積してから突然表面に出る事が多いと思います。
上記状態は気づきにくいと共に、何かを感じる・見つけた時に病気でないと否定的に考える様にさせてかえってまずいです。
(2008/05/21)

私の場合の初期症状

私の場合は、最初は肥満として現れました。
夜遅くに帰宅してすぐに食事し、風呂にはいり寝るのが毎日続きましたので当然です。
食事後、直ぐに寝るのは肥満になります。
しかし、寝ないと睡眠不足になります。過労働状態の時はこの状態になります。
次は、睡眠不足です。
このときは仮眠状態の知識も、意識もありませんのでなんとか時間の確保のみにつとめていました。
20代はまだ体力的にも、ダメージの蓄積も少なかったですが、30代半ばに限界に達したようです。
勿論、あとから思い返せばですが・・・。
私の場合は、最初に肩こりから首筋に異常が起こりました。
結構生活には不便です。
そして次に目に異常が起こりました。
これは決定的です。
経験のある人は分かるとおもいますが、これらが重なると頭痛が生じます。
そして、仕事どころか生活自体も困難になります。
このような、絶対に無視できない所に症状がでるのは、ある意味では幸運なのです。しかし・・・。
(2007/02/23)

多くの企業等の職場では定期健康診断があります。
血液検査の結果には、何らかの問題点が出ます。
「再検査」はいつものように行っていました。
いつもが問題で、慣れてしまって自覚症状にならなくなってしまいます。
そもそも忙しいのだから、前日のXX時から食事がどうこう、検査前に過激な運動はどうこうの注意が守れないのですから、検査結果が毎回変動するし、再検査や精密検査を行うと結果が異なります。
これが毎回重なると、本当に初期症状を見すごしてしまいます。
(2007/05/01)

肥満の原因は何かは1つにきめられません。
しかし、不規則な生活と食事が通常になっている場合はまずそれが原因の可能性が高いで。
誰でもとは言えませんが、不規則な生活と食事が続く時に肥満が起き始めるとそれを生活習慣病の初期症状とみるべきでしょう。
私のように高度成長期から低成長時代の人間は、なにかしら肥満現象がありましたのでこれが生活習慣病の初期症状という認識に欠けていました。
(2007/09/24)

簡単に言えば、若い時は何事も過信する事をずっと後になって気づきます。
認識にかけるという事も大きいですがかなりの無理は大丈夫、この程度は過去にたびたびあった、少し休養すれば直ぐに直る。
完全に思い込んでいます。
誰でも疲れた・体がだるい・眼が疲れた・頭が痛い・肩がこる等は経験します。
生活習慣病は、最初に体の一番弱い所に症状として出る事が多いです。
それを直ぐになおる、単なる疲れと思い込んでしかも疲れが蓄積してもまだ大丈夫と思い込む事は、その先に手遅れの生活習慣病が待っています。
(2008/05/21)

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