・生活習慣病との関わり

私は古い家系は知りませんが、24才年長の父親が生活習慣病(糖尿病)だったので平均よりは詳しいと思っていました。
ただ問題は、知識はあっても対策が実践できるかどうかです。
如何にして病気になり、その結果どのような障害が生じ、それの治療に如何に苦労したか。
そしてそれは、死去するまでなおることはなかった事も全て理解しています。
恐ろしく、なおりにくい病気です。
治療するよりも、事前に注意する事がより重要だと分かっていました。
しかし、仕事を生活習慣病にならないように変えるか、生活習慣病のリスクがあっても仕事優先で生きるかを考えた時に、人間とは弱い者で分かっていても事前対策はおろそかになります。
そしてついに・・・。
(2007/02/12)

家族に生活習慣病の者がいると、確かにメリットはあります。
1:仕事・私生活を含めて、生活を変える必要があるが周囲(家族等)の理解が得られやすい。
2:まだまだ少ない専門医を知っているので、病気の疑いの時点で診察してもらえる。
私の場合は、転勤中だったので2:が遅れて、非常に悪化してしまいました。しかし最終的にはそこで助けていただきました。
(2007/03/13)

今はどうか知識不足ですが、20年前くらいは生活習慣病になるのは50才以上で、若い時にかかるのはだらしがないという風潮が残っていました。
これには複数の要因があるので、本人がいうと言い訳ともとられかねません。
ただ、家族に生活習慣病の者がいたとすると、理解が得られやすいという面はあります。
現実の仕事から避けにくい、生活やストレスが如何に悪いかを家族が知っている事は初診の医師のあいまいな診断よりも正確に症状を見る事が出来ます。
(2007/07/25)

ストレスや偏った生活習慣は、本人が原因である事は間違いありませんが、家族全体の習慣に原因が有ることがかなり多いです。
親の生活習慣や食事は子供に伝わります。
そして、これは長い時間続いていますので、なかなか気がつきません。
現実に家族全体が強く意識するのは、家族の中に生活習慣病の人間が出来た時です。
家族のそれぞれの立場で異なりますが、急激に理解が広がります。
本当は、そのあとはその家族ではふたりめがでないように行動するべきです。
しかし、現実はそれを許しません。
注意よりも、現実が優先されて、実際に生活習慣病になって始めて・・だが対応は早くですが・・再度意識と行動があいはじめます。
(2008/03/01)

・生活習慣病は遺伝するか

遺伝子の研究が進んでいます。
マクロのレベルではなかなか発現歴は断定は難しいですが、ミクロレベルの遺伝子研究が進めば状況は変わります。
病気の遺伝子の有無は判定できる所まで来ています。
遺伝子が存在しても、必ずしもマクロに発現する事ではありません。
しかし、世代・・家系によっては発現の可能性は高くなると思えます。
生活習慣病と呼びますが、遺伝が影響する部分も存在します。
あるいは、遺伝子がマクロに発現するかどうかには、生活習慣や環境も影響しているのかもしれません。
これは、個人の注意や生活習慣のみで対応できるかどうかがかかわる、かなり悩ましい問題とも言えます。
ただ、少なくても「遺伝だから仕方が無い」という様な単純な問題ではない様です。
(2010/01/01)

・潜在的な要因遺伝子

生活習慣病のような、あいまいで幅の広い事の遺伝子は直接は存在しませんが、かかりやすい要因はあります。
要因のうちのいくつかは、遺伝に基づく可能性は指摘されています。
あくまでも、後天的な生活・習慣・環境が主原因とするのが一般的です。
遺伝要因は、主でなくても、ある条件になった時の耐性というか、病気のかかりやすい体質というものは存在します。
実際に、問診票には家族の病歴を記入する欄が存在します。
動物実験で、糖尿病にかからせたりする研究が行われていますし、遺伝要素は無視出来ないという考えは増加しています。
もうひとつは、経験しないと分かり難い病気という面があります。
近親者に同じ病気があれば、本人も気づきやすいと言えます。
気づきやすいから、病気に敏感になり、その人が増えるから遺伝要素が目立つ可能性は高いです。
(2010/04/05)

・劣性遺伝?

生活習慣病は明確な原因はありません。
複数の原因が重なった結果の、症状のいくつかを集めた呼称です。
従って全てが遺伝するとかしないとかは、ありえません。
複数の発症原因の中には、遺伝要素もあると言うことです。
そして、全てが表面に現れずにいて、時たま表面に現れる事もあるようです。
曖昧だと言われるとまさにその通りで、判らないがそうとも取れるというレベルでしょう。
いくつかの遺伝要素は、遺伝子の組み合わせで時々のみ発症すると言われています。
いわゆる劣性遺伝ですが、まだまとまった研究というよりも遺伝モデルともいうべきと感じます。
人間がかかる病気や性格等は、大雑把に分けると似た部分はあり、遺伝と思えばそうにも思えてしまいます。
(2010/07/04)

・アレルギーも生活習慣病に影響する

アレルギーも先天性のものと、後天性のものがあります。
そして、アレルギー体質は、生活や行動を規制したり影響します。
明確な体質以外に、可能性があれば避けるという行動があります。
それは、結果としてかなりの偏りと生活習慣の差になります。
この面でいえば、親のアレルギー体質が子供に遺伝する事の他に、親のアレルギーによる生活習慣が子供に影響するでしょう。
どこまでが、遺伝というべきかは不明も多いですが、結果的には遺伝した事と似ています。
そして親の体質は、生活範囲の影響を受けやすいです。
それが、高度成長期以降の転勤や、離れた地域の間の結婚等で混ざる事が普通になっています。
一概にはいえませんが、生活習慣が多様になる事は、偏りとして現れる事も増えるでしょう。
(2011/12/02)

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